Mouse experimentMouse experiment

体重測定や飲水測定などの基礎的データ調査に

マウス実験は個体の遺伝的体質が同じで、外部の環境による影響が少ないため、商品の基礎実験を行うには最適な実験方法です。小動物(主にマウス)の体重測定や飲水測定、血糖値などの基礎的データの調査をします。
動物実験の結果がヒトでの結果と同様とは必ずしも言えませんが、全ての製薬研究開発もマウス実験から始めています。

ジェネスティア株式会社は、動物実験に関する法律や規則( 秋田大学動物実験規約、秋田大学バイオサイエンス教育・研究センター動物実験部門運営委員会規定、動物実験部門運用細則) に沿ったマウス飼育および基礎的な実験の受託サービスを行っており、秋田大学発ベンチャー認定企業として秋田大学バイオサイエンス教育・研究センターの協力により、実験費用を安価でご提供しています。

主なサービス内容

研究の目的によって、マウスの飼育期間や飼料、飲料水の種類など飼育条件が変わります。また、予算に応じて実験のプロトコルを作成し、お見積りいたします。短期の飼育や実験もお引き受けいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

対応動物種

マウス一般
〈C57BL/6、C3H、Akita(糖尿病モデル) などの疾患マウス〉

  • ※マウスの種類は、購入可能な会社(日本クレア、日本SLC、チャールスリバー)からのマウスに限ります(要相談)。
  • ※その他、ラットもご相談に応じます。
  • ※マウスを用いた実験は、主に食品や医薬品の有効性や安全性を調べるのに向いています。
飼 料

オリエンタル酵母工業株式会社

  • ※高脂肪食などの特殊飼料調製可能(要相談)。
主な
測定・実験

・体重測定  
・食餌摂取量・飲水量測定  
・随時血糖測定
・腹腔内ブドウ糖負荷試験(IPGTT)
・医薬品などの被験物質の投与(経口、皮下、腹腔注射など)

  • ※その他の実験もご相談に応じます。
解 剖

実験終了後、臓器の取り出しを行います。
〈主な臓器〉
脳(大脳・小脳・海馬)、心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓、
骨格筋(大腿筋・腓腹筋)、内臓脂肪、皮膚、血液など。

  • ※採取後は液体窒素処理、ドライアイスによる凍結保存にて発送いたします。
  • ※その他、ご希望に応じた形で発送いたします

マウス基礎実験の一例

高脂肪食に飲泉水を与えたマウス群は
他のマウス群と比較した結果、体重の減少が認められました。

〈飲泉水を与えたマウスの体重変化〉

秋田大学バイオサイエンス教育・研究サポートセンター動物実験部門の飼育室にて、5ヶ月齢C57/BL6雄マウスを用いて、飲泉水および通常水を普通食、高脂肪食のマウスに対して与えてそれぞれ3ヶ月間飼育しました。各群7匹で計28匹のマウスを用いています。3ヶ月齢から5ヶ月齢までは全てのグループに通常水を与えています。t検定にて、高脂肪食に飲泉水を与えた群は、有意(p<0.01)に体重の減少を認めました。

○飲泉水は、秋田県仙北市田沢湖町の温泉旅館より湧き出る硬水を用いています。

高脂肪食に山ぶどう果汁を与えたマウス群は
他のマウス群と比較した結果、体重の減少が認められました。

〈山ぶどう果汁を与えた
マウスの体重曲線〉

秋田大学バイオサイエンス教育・研究サポートセンター動物実験部門の飼育室にて、5ヶ月齢C57/BL6雄マウスを用いて、山ぶどう果汁および通常水を普通食、高脂肪食のマウスに対してそれぞれ3ヶ月間飼育しました。各群7匹で計35匹のマウスを用いています。カロリー制限食は、タンパク質やミネラル、ビタミンは普通食と同様の割合で与えています。t検定にて、週齢30週からそれぞれ山ぶどう果汁を与えた群は、通常水を与えた普通食および高脂肪食群に比べて有意(p<0.01)に体重の減少を認めました。

サービスの流れ

  • 1.お問い合わせ

    お問い合わせイメージ

    お客さまからのご相談〜打ち合わせ後、
    最適な実験内容でお見積もりさせていただきます。
    お見積もり内容に承諾いただきご契約となります。

  • 2.書類などの提出

    書類などの提出イメージ

    マウス実験の計画書を作成。
    秋田大学へ申請し実験の許可をもらいます。

  • 3.マウス実験

    マウス実験イメージ マウス実験イメージ

    秋田大学バイオサイエンス教育研究センター
    動物部門施設にて、お預かりした健康食材、
    健康飲料水、サプリなどを
    3ヶ月齢マウスに対し実験を開始。
    5ヶ月齢になる3ヶ月間飼育し以下を行います。

    【基礎実験】
    体重測定や飲水、食事量、血糖値、腹腔内ブドウ糖負荷試験など
    【臓器解剖】
    大脳、小脳、海馬、心臓、骨格筋、肝臓、腎臓、肺、皮膚など
  • 4.マイクロアレイ遺伝子解析実験

    マイクロアレイ遺伝子解析実験イメージ

    実験したマウスのどこの臓器(組織)に、
    どのような健康遺伝子が活性しているかを調べます。

    【実験の手順】
    ①Gene Chipの選択
    ②Total RNA抽出
    ③サンプルの増幅・蛍光標識
    ④Hybridization
    ⑤スキャニング、データ解析(数値化)
  • 5.データ納品

    データ納品イメージ

    マウス基礎実験による体重、血糖値などの
    変化を示したデータを一式納品します。

※研究の目的によってマウスの飼育期間や飼料、飲料水の種類など飼育条件が変わります。お気軽にご相談ください。

[主な受託サービスの特徴]

  • RNA抽出から解析まで
    一貫して行います。
  • 低コスト
    予算に合わせて、ご相談に応じます。
  • すべてのサービスが
    大学・研究機関の皆さまも利用可能。

マイクロアレイ実験に適したサンプルの組み立てや、デザインに関すること、
マウス・ラット実験に関することでもご相談に応じます。
また、研究のお時間を有効に使っていただくために
マウス飼育実験からマイクロアレイ解析までお引き受けすることもできますのでご相談ください。

Contact

お客様のご要望とご予算に合わせた提案をさせていただくために
お客様と十分にご相談のうえ、お見積もりいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

  • メールフォームからのお問い合わせメールフォームからのお問い合わせ